しっとりとした和装がお似合いで、いつもお美しい女優の鈴木杏樹さん。
鈴木杏樹さんといえば、90年代から活躍する実力派女優として知られていますが、実は歌手としてデビューしていたことをご存知でしょうか?
そこで今回のこの記事では、
・鈴木杏樹の若い頃:デビューまでの軌跡
・知られざる歌手時代:ロンドンでの音楽活動と「KAKKO」
・女優としての飛躍:日本での活躍と代表作
主にこれらについて迫っていきます。それでは、さっそく本題に入っていきましょう!
鈴木杏樹の若い頃:デビューまでの軌跡

鈴木杏樹さんは1969年生まれ、幼少期を神戸市で過ごしました。
鈴木杏樹さんは、歌手を目指して音楽教室に通っていたそうです。
高校2年の時、その発表会でスカウトされました。
このスカウトをきっかけに、鈴木杏樹さんは高校を中退し、歌手になるため上京するつもりでいたそうです。
ところが、急転直下、レコード会社の方針からロンドンでデビューする話が持ち上がり、鈴木杏樹さんはひとりでロンドンに行くことになったのです。
知られざる歌手時代:ロンドンでの音楽活動と「KAKKO」

音楽活動のためロンドンへ渡った鈴木杏樹さん。
現地では日本のミュージシャンたちと暮らしながら、ボーカルトレーニングやダンスに励みました。
音楽の勉強をするために、夜はクラブに通い、当時のロンドンのクラブカルチャーを体験する機会も得たそうです。
デビューまでの準備期間も、鈴木杏樹さんは、スタジオでお茶汲みや事務アシスタントとして働きながら、音楽制作の現場で実践を学ぶことができました。
そして、1990年、英CBSレコードから「KAKKO」という名で歌手デビューします。
イギリスのミュージシャンとともにツアーを回ったり、イギリスの音楽番組やラジオにも多数出演したりなど、活発に音楽活動を繰り広げます。
音楽活動に徹したロンドンでの毎日が、鈴木杏樹さんの表現力や仕事につながる経験として、大きな影響を与えたと言えるのでしょうね。
当時はがむしゃらで、とにかく音楽を体に染み込ませなくてはとおもっていたから、「TIMES」という雑誌に掲載されている音楽ライブを全部1枚ずつチケットを買っていたんです。知らないアーティストも含め、ありとあらゆるコンサートを観に行きました。
出典:ナタリー
女優としての飛躍:日本での活躍と代表作

ロンドンでは街でファンから声をかけられるほど人気が出ていた、KOKKOこと鈴木杏樹さん。
しかしながら、1991年、湾岸戦争の影響で日本への帰国を余儀なくされ、しかも契約の関係で、歌手活動ができなくなってしまいます。
それでも、ロンドンで「KOKKO」が音楽に対して向き合ったのと同様に、日本で「鈴木杏樹」さんとして、女優に真摯に取り組みました。
そして、「鈴木杏樹」さんの名が世間に知られるようになった頃、湾岸戦争が落ち着き、その後の進退を決めなければならなくなりました。
ロンドンに戻って再び音楽活動をするか、または、日本で女優をしながら音楽活動をするかという選択肢がある中で、鈴木杏樹さんが選んだのは、女優一筋で活動する道でした。
そのときは演技をがんばりたいと思い始めた頃で……8割くらいお芝居に集中してる私が、残りのパワーで音楽ができるのかというと、できないと思って。鈴木杏樹が売れたからといって、適当に音楽やってますみたいなのは嫌だったんです。
出典:ナタリー
そして、女優として仕事を続けていく覚悟や真剣な姿勢が、実を結んだのでしょう。
1993年、フジテレビ月9ドラマ「あすなろ白書」でその演技が注目されました。
鈴木杏樹さんは、実力派女優としての評価が上がり始め、以下のような賞を受賞しています。
・1993年 ゴールデン・アロー賞
・1994年 ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演女優賞
・1995年 エランドール賞 新人賞

多くのCMにも出演されました。
CM起用社数ランキングは、1994年(13社)と1995年(11社)で第1位(ニホンモニター株式会社調べ)、「CMの女王」と呼ばれたほどの人気でした。
まとめ!
今回は、鈴木杏樹さんの若い頃について、知られていない歌手としてのデビューのいきさつや、その後の女優としての活躍についてお伝えしてきました。
鈴木杏樹さんは、高校2年の時歌手としてスカウトされた後、レコード会社のプロジェクト企画によって単身ロンドンに渡り、音楽活動を始めました。
KOKKOとしてロンドンで歌手デビューをしたものの、湾岸戦争の影響で日本に帰国、そこで始めた女優業に専念することを決意した結果、現在も多くの人々を魅了し続けています。
年齢を重ねても、若い頃と変わらず、透明感と品のある佇まいが魅力の鈴木杏樹さん。
実力派女優として、その着実な活躍は日本の芸能界に深く根付いているのですね。
これからも鈴木杏樹さんの活躍から目が離せません!
それでは、ありがとうございました!
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