久保田利伸のデビュー曲『失意のダウンタウン』!その衝撃は今なお語り継がれる?

日本R&Bの先駆者として知られる久保田利伸さん。

彼のデビュー曲『失意のダウンタウン』は、当時の音楽業界に強烈なインパクトを与え、今なお語り継がれる名曲として評価されています。

そこで今回のこの記事では、

✓久保田利伸のデビュー曲『失意のダウンタウン』誕生に至るまで

✓久保田利伸 デビュー曲の制作背景

✓デビュー曲が与えた影響と当時の反響

主にこれらについて迫っていきます。

それでは、さっそく本題に入っていきましょう!

目次

久保田利伸のデビュー曲『失意のダウンタウン』誕生に至るまで

出典:チケットぴあ

1986年、邦楽シーンに新たな風を吹き込んだアーティスト、それが、日本R&Bの先駆者として知られる久保田利伸さんです。

彼のデビュー曲『失意のダウンタウン』は、当時の音楽業界に強烈なインパクトを与え、今なお語り継がれる名曲として評価されています。

久保田利伸さんはデビュー前から作曲家として活動しており、田原俊彦や鈴木雅之、高橋真梨子ら幅広いアーティストへ楽曲提供を行っていました。

特に、久保田さんが遊び感覚で制作したとされる【すごいぞテープ】が業界内で話題となり、彼のデビューを求める声が急速に高まったことは有名です。

ご本人が「すごい」と自信を持っていた楽曲なのは当然のことながら、そのネーミングも久保田さんらしく楽しいですね。

海外曲のカバーからアカペラ多重録音、さらには『ひとりWe Are The World』まで収録されたそのテープは、久保田利伸さんの音楽的センスと表現力を如実に示すものと言われています。

これがレコード会社間の争奪戦を生み、その結果、CBS/SONYからデビューが決定しました。

久保田利伸 デビュー曲の制作背景

出典:Instagram

久保田利伸さんのデビュー曲『失意のダウンタウン』は、1986年6月21日に発売されました。


作詞は川村真澄さん、作曲は久保田さん自身、編曲は中村哲さんが担当し、R&B・ソウル・ファンクを融合したサウンドは当時の邦楽では非常に斬新でした。

シングル版はアルバム収録版と異なるミックスが施され、4分33秒の中に凝縮されたグルーヴと歌唱力は、多くのリスナーを魅了しました。

また、B面『せめてGood Time 今夜だけ』はアルバム未収録で、今もファンの間で評価の高い楽曲として知られています。

 このコトバの使い方、日本語をR&Bミュージックにノセる術を教えてくれたのは久保田だと思う。日本におけるR&Bの礎を築いた、という言葉も久保田のを紹介するときに良く使われるが、まさにそれ。本場のブラックミュージックを久保田のDNAに一度通し、ポップで、グルーヴ感溢れる、日本人が熱狂するR&Bに仕上げてくれる。

出典:ORICON NEWS

デビュー曲が与えた影響と当時の反響

出典:Instagram

『失意のダウンタウン』はオリコン最高53位ながら、音楽業界に大きな波紋を広げました。

メディアでは「FUNKY」「ソウルの本格派」と称され、久保田利伸さんの圧倒的な歌唱能力とグルーヴ感は業界人からの高い評価を獲得

日本でR&Bが本格的に浸透する前の時代に、その先駆けとなるサウンドを提示したことは革新的でした。

さらに、デビュー直後の楽曲がブリヂストンやダイハツのCMソングに起用されるなど、企業タイアップが相次いだことも彼への期待の高さを物語っています。


同年にはアルバム『SHAKE IT PARADISE』をリリースし、『流星のサドル』『Missing』などの名曲を収録。

このアルバムを通して、久保田利伸さんは日本音楽界における強い存在感を確立していきました。

今でもよく覚えているが、’86年の久保田利伸のデビューは本当に衝撃的だった。彼を紹介するときに必ず使われる“FUNKY”という言葉も、彼から発信されたキーワードだった。“FUNKY”とは、ポップスやロックの野性的で躍動感のあるリズム、と理解しているのだが、久保田の作るリズム、メロディー、そして日本人離れした伸びやかで、あまりに瑞々しい歌声はまさにそれだった。

出典:ORICON NEWS

まとめ!

久保田利伸さんのデビュー曲『失意のダウンタウン』は、1986年当時の音楽シーンに大きな衝撃を与えた作品でした。

デビューに至るまでの実力の蓄積、独自のサウンド、そして圧倒的な歌唱力が融合し、唯一無二の存在としての地位を築くきっかけとなりました。

現在も語り継がれるその理由は、曲の完成度だけでなく、久保田利伸さんというアーティストの革新性と音楽性にあります。

彼の歩みを振り返るうえでも、『失意のダウンタウン』は欠かせない1曲だと言えるでしょう。

デビュー40周年を迎える久保田利伸さん。

まだまだ、これからも久保田利伸さんは、ゴキゲンなファンキーミュージックで私たちを楽しませてくれることでしょう。

それでは、ありがとうございました!

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